今日は、松井証券の投信工房とバランス投信のどちらが良いのかについてまとめていきます。
目次
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• 投信工房のメリット
• 投信工房のデメリット
• 結論は?
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⚫︎ 投信工房のメリット
投信工房のメリットは、自分の好きな投資信託銘柄で自分の好きなバランスファンドを作ることができることなどがありますが、他の証券会社に比べて特徴的なポイントを下記にまとめていきます。
POINT!!
1. 信託報酬の低いバランスファンドを作ることができる
2. 資産の自動リバランスを実施してくれる(年1〜4回)
3. ポイントの代わりに現金がもらえる
POINT1 信託報酬の低いバランスファンドを作ることができる
既存の投資信託の場合、自分の欲しいアセットバランスになることは基本ないと思います。そのような状況下で、自分の投資戦略に合わせたバランスファンドを構築することができるという点で優れているということができると思います。
POINT2 資産の自動リバランスを実施してくれる
通常、資産のリバランスは自分で行う必要があります。ただし、投信工房を使えばスマホアプリからリバランス時期を指定しておけば人の意思とは関係せずに、自動リバランスを実施してくれます。リバランスするときに、今じゃないかなという心の迷いが発生しないという点でメリットがあると思います。
POINT3 ポイントの代わりに現金がもらえる
他の証券会社の場合は、保有残高に応じてポイントがもらえますが松井証券の場合は現金でもらうことができるので幅広い商品に投資できるという点がメリットになるのかなと思います。
⚫︎ 投信工房のデメリット
投信工房のデメリットとしては、リバランス時に発生してしまう税金。(所得税+住民税)のロスになります。上場されているのバランスファンドの投資信託であれば、個人が売却した際にのみ上記の税金が発生しリバランスを信託会社が組み入れ資産を調整する際には税金免除される仕組みになっています。よって、投信工房でバランスファンドを作ってしまうとリバランスする度に、税金がかかってしまうので似たようなポートフォリを持つ場合は投信工房で対応すると負け越します。
下記を例に説明していきます。
・投信工房
S&P500 70%/先進国債権30%(信託報酬:0.114%)
・楽天インデックスバランスファンド株式重視
全世界株式70%/投資適格社債30%(信託報酬:0.233%)
楽天インデックスバランスファンドの方が良いパフォーマンスを示しています。
これは、12月にリバランスを実施した際に利益の20.315%を税金で持っていかれているので、投信工房のパフォーマンスが低くなっているような状況ということになっています。
⚫︎ 結論は?
信託報酬が低い似たようなポートフォリオのバランスファンド(投資信託)がある場合
⇨ バランスファンド(投資信託)で購入
欲しいバランスファンドの信託報酬が高い場合
⇨ 投信工房で購入
上記の楽天インデックスの場合、全世界株式は米国株の構成比が半分以上なので、構成比は全世界株式に類似しているので、バランスファンドを購入した方がお得ということになっています。