今日は、確定申告が近づいてきているので医療費控除についてまとめていきます。
目次
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・医療費控除の申請方法
・不妊治療の助成金について(保険適用により廃止)
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医療費控除を申請する際には、助成金で得た金額を医療費から差し引いて申請する必要があります。しかし、年をまたぎ医療費が発生する場合に、助成金をもらう予定だけど確定申告はどうすればいいのかがよくわからなかったので、税務署へ問い合わせました。
同じような疑問を持たれている方の参考になればということで下記にまとめていきます。
⚫︎ 医療費控除の申請について
年を跨ぎ医療費が発生し翌年に助成金を貰う場合に、
医療費控除を申請をする場合の方法は下記2つの方法があるそうです。
現在が2020年、次年が2021年、次々年が2022年とした場合で説明していきます。
1. 2021年に確定申告で医療費控除として2020年分を行う
助成金・保険金で支払われる金額を見込み2020年に計上しておき、2021年の確定申告で行う。受取額・按分比率が変化してしまった場合は修正を行う。
(助成金・保険金対象の治療で、2020年に支払う医療費と2021年に支払うであろう医療費を想定し、助成金を按分して処理する)
⇨ 医療費が確定していないので、確定申告をしておき更生の手続きが必要になるそうです。手間がかかりそうです。
2. 2022年に確定申告で医療費控除を2年分まとめて行う
2022年に確定申告する際に、2020年と2021年の2ヵ年分を医療費控除で申請する
⇨ 医療費が確定しているので、修正する必要がないので楽。
注意点:ふるさと納税・住宅ローン控除を受けている方の場合、課税額から控除するための金額を使い切ってしまっていると医療費控除を適用することが出来ないようなのでふるさと納税金額の調整が必要になるようです。
⚫︎ 不妊治療の助成金について ※保険適用に変更後廃止
所得制限が730万円以上の方は、これまでは都道府県での申請が出来なかったのですが保険適用になるまでの過渡期の対応として、最近ニュースにもなっていますが1月以降に不妊治療が終わる場合には、所得制限がなくなるようです。
確定申告をする前に下記の情報もチェックすることをお勧めします。
▼厚生労働省のHP